先日の日曜日に、豪雨を想定した引き渡し訓練を実施しました。
今回はコロナ対策として、引き渡し場所を上学年は体育館、下学年は各教室と分散して行いました。
ところで、本校のすぐ横には鴨方川が流れています。
以前、近くの川が氾濫し、引き渡しが間に合わず、被災した校舎で児童と教職員が一夜を過ごしたという小学校がありました。
鴨方川は大丈夫なのでしょうか。
こんな時に役立つのがハザードマップです。
浅口市のホームページで調べてみると、学校付近は土砂災害警戒区域にも浸水想定区域にもなっていません。
安心しながら、避難所一覧表を見ていると…
何やら、洪水のところに“※”が…
表の下には、
の文字が…
なに?どういうこと? と思いながらホームページを見ていると、
「洪水ハザードマップ(想定最大規模)」なるものが…
しっかり色がついているではありませんか。
説明書きのところには、
1000年に一度起こるかどうかの豪雨を想定しているようです。
“1000年に一度”って・・・
「まあ、だいじょうぶだろう」と思いがちですが、
毎年のように、全国各地で「観測史上最大」の雨量を記録し、想像もしなかったような場所で大きな災害が起こっています。
“1000年に一度”は明日起こるかもしれません。
ということで、本校も絶対安全な場所ではなく、引き渡しについても、状況によっては一刻も早く実施をしないといけない場合もあります。
児童のみなさんも、災害時にどこに避難すればいいか、ハザードマップで確認しておきましょう。 (原)
【補足1】
児童のみなさんは、「避難場所」と「避難所」のちがいが分かりますか?
「避難場所」は、災害が起こった時に一時的に逃げ込む場所です。公園などがあります。
「避難所」は、災害で自宅に住むことができなくなった時に、一定の期間避難生活をする場所です。学校や公民館などがあります。
災害が起こった時、どこに避難すればいいか、確認しておきましょう。
(学校や公民館が避難場所を兼ねている場合が多いです。)
【補足2】
上に書いたような「まあ、だいじょうぶだろう」とか「自分はだいじょうぶ」とか考えてしまうことを、“正常性バイアス”といいます。これが避難の一番大きな妨げになります。
正常性バイアスを取り除く(正しく判断し逃げ遅れない)ためには、普段から正しい知識を身に付け、さまざまな場面を想定した訓練を繰り返すことがいちばんだと思います。
【補足3】
【最後に】
保護者の皆さま、引き渡し訓練にご協力いただき、ありがとうございました。