みなさん、『ビッグマック指数』という言葉を知っていますか。
世界中でほぼ同じ品質の「ビッグマック」が各国でいくらで売られているかを調べたものです。
同じ商品でも、国(地域)によって値段は異なります。
ビッグマックの値段の高い国順に並べると日本は(54か国中)何位ぐらいだと思いますか?
その表がこれです。
日本はまだ出てきません。
まだ出てきません。
なんと、54か国(地域含む)中44位。
高いと思っていたビッグマックも世界で比較するととても安いんですね。
原料の小麦や牛肉を輸入しているにもかかわらず、そのくらいの値段に設定しなければ日本人は買わない、ということです。
何でこんな話をしたかというと…
先週の土曜日、2019年に若くして亡くなられた瀧本哲史さん(投資家、教育者)の講演の映像が公開されるというので、京都まで行ってきました。
瀧本哲史さんは、これからの時代を生き抜くために必要な力を、書籍や講演を通して若者に訴え続けた人でした。
唯一教員に向けて行われた貴重な講演の映像(記録用にたまたま撮っていたらしい)からは、熱量がそのまま伝わってきました。
そしてこの日、瀧本さんとつながりのある日野田直彦先生が登壇されました。
瀧本さんと同じくらいの熱量と広い視野を持たれていて、これからの教育についてのお話は圧巻でした。
そして、この中でビッグマックにも触れられていたのです。
(この時とほぼ同じ内容をYouTubeで見ることができます。15分くらいから始まります。「青森県教育改革有識者会議」より)
日本はまだまだ先進国で、アフリカや東南アジアの国々は今も発展途上だと思っている人や、近視眼的にこれからの教育を考えている人(まさしく自分もその一人でした)は、ぜひ日野田先生のお話を聞いてください。本当に凄いです。 (原)
【追記】瀧本哲史さんのメッセージもいまだに色褪せません。興味を持たれた方は、校長室の本でよければ、いつでもお貸ししますよ。 こちらも凄いです。