読書の秋です。
(本文とは直接関係ありません。サムネイル用に校長室の本棚の画像を載せました。)
ということで、夏休みに書いたブログ、
「校長雑記#32【そうだ、本を読もう!】」 の続きです。
全国学力学習状況調査に昨年度からこんな質問が追加されました。
問)あなたの家には、およそどれくらいの本がありますか。
イメージしやすいように、図まで描かれています。
その結果と学力調査の正答率との相関をまとめたものが、以前ブログで紹介した「Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ(内閣府)」のバックデータ集の中にあります。(図をクリックすると拡大できます)
ここに書かれてあるのは、
家庭や保護者の経済的・文化的資本を表す要素の一つと考えらえる家にある本(雑誌、新聞、教科書除く)が25冊以下と答えた子供は約3割。家に「本」が多い家庭の子供ほど、 学力調査の正答率が高い傾向。
電子書籍や図書館本などは無視した、何ともあからさまな質問ですが、データから蔵書数と子どもの学力に相関関係があるのも事実です。
そしてこの質問、どこにも「あなたの本」とは書かれていません。
ということは、
「宿題したの?」
「ゲームばっかりしないで勉強しなさい!」
と、口うるさく言わなくても、親が黙って本を読んでいれば、子どもは自然と賢くなるということでしょうか。
ということで、保護者のみなさん、今年の秋は、お子様のためにもしっかり本を読んでください。 (原)
【追記】
ちなみに、我が家には500冊以上の本がありますが、子どもはべつに賢くありません。
データが全てではないです…