コロナが心配されまいたが、本日、無事に参観日を行うことができました。
参観された保護者の皆さま、ありがとうございました。
また、午前中は、鴨方東幼稚園でも参観保育がありました。
自由保育の時間が終わって、誰もいなくなった園庭の机の上には、園児がお母さんのために作った、色とりどりの花が盛られた器がところ狭しと並べられていました。
このような創意工夫に満ちた活動している子ども達が、小学校にあがっても、同じようにいきいきと学習する場が保障できているのだろうかと、少し不安になりました。(園長を兼務していると、いろいろな場面で学びがあります。)
そして、小学校の参観授業後の講演会では、講師の西村一生先生(公認心理師)から、
「学童期(小学校時代)は、感情を豊かに育てる時期」
「脳は『感じる』ことと『考える』ことは、同時にできない」
「現代人は『感じる』ことがいやなので、『考えよう』としてしまう」
「子どもの幸せに欠かせないものは、『主体性』と『自由』」
など、たくさんの示唆に富んだキーワードをいただきました。
『感じること』を大切にしている幼稚園教育から、小学校教育は『考えること』に偏りすぎているのかもしれません。
そして、
「子どものために親がしてやれることは、対外的に守ってやることと、しっかり話を聴いてやること」
これは、教員にもあてはまる言葉です。
変わらなければならないのは、子どもではなく、むしろ大人の方ですね。
いろいろと学び、考えさせられた一日となりました。(原)