児童のみなさん、保護者の皆様、「学校のきまり」の見直しに関するたくさんの意見をありがとうございました。
アンケート結果の一覧はコチラ。
いただいた意見をもとに、これから見直し作業を進めていきます。
まずは、18日の児童・保護者・地域を交えての熟議です。
たくさんの意見をどう整理していけばいいのか不安はありますが、これからどう展開していくのか楽しみです。
後は、教頭先生、生活指導の先生、よろしく。 (原)
【余談】
私が昔、小学校で担任をしていた時の「教室のルール」です。
当時話題になった、全米最優秀教師賞を受賞した先生の本から、「50のルール」の半分を教室に掲示していました。
(参考:「あたりまえだけど、とても大切なこと(ロン・クラーク著)」)
1 大人の質問には礼儀正しく答えよう
大人の質問に答えるときには、「はい、そうです」とか「いいえ、ちがいます」というように、いつもきちんとした言葉づかいで答えよう。ただうなずくだけではだめだし、乱暴な答え方もいけない。
2 相手の目を見て話そう
だれかが話しているときには、その人の目を見よう。
だれかが意見を発表しているときには、その人のほうに顔を向けよう。
3 だれかがすばらしいことをしたら拍手をしよう
だれかがすばらしいことをしたときには、拍手をして祝福をしよう。
拍手は3秒間は続ける。大きな音がでるように、手のひら全体が合わさるようにたたこう。
4 人の意見や考え方を尊重しよう
話し合いをするときには、それぞれが自由に意見を言い合えるようにしよう。
何があっても、人の意見を笑ったり、からかったりしてはいけない。
5 勝っても自慢しない、負けても怒ったりしない
もしきみが何かで勝ったり、うまくやったりしても、自慢しないこと。
もし負けても、怒った態度をとらないこと。「わざと負けてやったんだよ」などと言うのは、弱さのあらわれだ。
6 口をふさいでせきやくしゃみをしよう
せき、くしゃみ、げっぷをするときは、人のいないほうを向き、手で口をしっかりふさごう。
7 何かをもらったら、3秒以内にお礼を言おう
人から何かをもらったときには、必ず「ありがとう」と言おう。感謝の気持ちを見せないことに、言い訳は許されない。
8 もらったプレゼントに文句を言わない
だれかに何かをプレゼントされたときは、よくない感想や不満を口にしてはいけない。プレゼントをくれた人に対して失礼だからだ。
9 授業中は、人が読んでいるところを目で追う
先生やクラスのだれかが教科書を読んでいるときは、読んでいるところを目で追って、急に先生にあてられても、すぐに続きが読めるようにしておこう。
10 質問には完全な文章で答えよう
「日本の首都はどこですか?」と聞かれたら、
「東京」ではなく
「日本の首都は東京です」と答えよう。
11 自分からごほうびをほしがってはいけない
よいことをしたからといって、「ごほうびもらえる?」と自分から聞くのは礼儀に反する。きみたちは自分を高めたいからよいことをしたり最善を尽くしたりするべきであって、ごほうびを期待してそういうことをするべきではない。
12 宿題は全員が毎日必ず提出しよう。例外は許さない。
宿題を必ず提出するのは、期限どおりに課題を出すことを学ぶためだ。
13 授業の準備をすばやくしよう
授業が終わったら、次の授業の準備をすばやくすませておこう。できれば10秒でしまうべきものをしまい、必要なものを出そう。
14 あらゆる努力をして、できるかぎり整理整頓をしよう
必要なものはすぐ取り出せるように、机の中はきれいに整理しておこう。
15 宿題に文句を言わない
先生が宿題を出したとき、不満そうな声をあげたり、文句を言ってはいけない。
そういうことをすると宿題の量が倍になる。
16 代わりの先生が来たときも礼儀正しくしよう
担任の先生じゃないからといって、ふざけたり、さわいだりしてはいけない。
17 授業中は許可なく席を立たない
席を立っていいのは、手を上げて指名されたとき、質問に答えるとき、先生の指示があったときだけだ。それ以外はおしゃべりもいけない。
18 先生にあいさつしよう
学校中の先生の名前をおぼえて、見かけたときにはきちんとあいさつをしよう。
「○○先生、おはようございます。」
19 だれであれ、仲間はずれにしない
きまった友達とだけ仲良くするのではなく、クラスのみんなと友達になろう。
たとえあまり好きになれなくても、どんな人にもやさしさと敬意をもって接し、仲間に入れよう。
20 しかられている人のほうを見ない
だれかが先生にしかられているときは、じろじろ見ないで、下を向くか、前を向いていよう。
21 授業がよくわからないときは質問しよう
授業の内容がよくわからないときは、思いきって先生にたずねてみよう。
22 食べ物を欲ばって取らない
食べ物をすすめられたとき、自分だけたくさん取ってはいけない。
23 もしいじめられたら先生に知らせよう
いじめやいやがらせにあったら、だまっていないで先生に知らせよう。
24 まちがいを受けいれよう
人間はまちがいをおかすものだ。まちがいから学んで、先に進もう。
25 現在を楽しもう
今日という日は一度しかない。だから、むだにしないこと。
大人になっても必要な社会生活の基本ルールは何かを考えながら、これからの「学校のルール」を作っていきたいと思います。