今朝、校内を歩いていると、1年生の児童が自分のクラスの下駄箱を調べていました。1学期より上手にくつを入れられる人が増えてきました。子どもたちの成長を見ることができ、うれしくなる時間でもありました。
哲学者の森信三氏は、「くつをそろえること」を9歳までに身につければよい、3つの「躾」の一つだと言われています。
では、なぜくつをそろえる必要があるのでしょうか?
下駄箱に靴をきちんと入れるには、くつのかかとをそろえたり、下駄箱の端とくつのかかとをそろえたりするひと手間がかかりますが、とても大事な時間です。「自分」と向き合ったり、「心」を整えたりする時間でもあります。つまり、「はきものがそろっていないと心が乱れている。そろっていれば心が落ち着いている」ということです。くつをそろえるというほんのちょっとしたことですが、いつも落ち着いた生活を送るには大切なことです。
はきものをそろえると
心もそろう
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人の心もそろうでしょう
≪長野市円福寺の住職・藤本幸邦(ふじもとこうほう)さんの言葉≫
下駄箱が整っている気持ちよさを感じ、子どもたちの心が少しずつ変わってくることを楽しみに、粘り強く取り組んでいきます。
(川上)