本日で、鴨方東小学校の勤務と校長職が終了しました。
児童、保護者のみなさん、地域の方々、先生方、すべての人に感謝です。
明日からはヒラ教員として初心に戻って、「NEXT」があることをしっかり楽しみたいと思います。
「ありがとう、さあ次!」 (原)
本日で、鴨方東小学校の勤務と校長職が終了しました。
児童、保護者のみなさん、地域の方々、先生方、すべての人に感謝です。
明日からはヒラ教員として初心に戻って、「NEXT」があることをしっかり楽しみたいと思います。
「ありがとう、さあ次!」 (原)
本日、無事卒業式を終えることができました。
昨年度から対面式に変更し、卒業生の呼びかけを簡素化する代わりに、一人ずつ、証書を受け取った後に壇上で今の想いを発表するようにしています。
事前に子どもたちには、「クリシェ(ありきたりの表現)ではなく、自分の言葉を紡ぎましょう」と伝えていました。
一人一人の精一杯の言葉に、涙をこらえながら、卒業証書を渡しました。
(式のようすはコチラをご覧ください。)
子どもたちに言った手前、私も精一杯自分の言葉で式辞を書きました。
式 辞
やわらかな日差しに木々の芽も膨らみ、春の息吹を感じる頃となりました。
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
振り返ると、みなさんは、平成最後の年に小学校に入学し、そして間もなく元号が令和に変わりました。順調に1年生を終えようとしていた矢先、突如として新型コロナウイルスによる臨時休校に見舞われ、それからは、「新しい生活様式」のもと、さまざまな活動の制限を余儀なくされました。
私が本校に着任したのは皆さんが4年生の時です。制限が徐々に解除され、学校生活も少しずつ日常を取り戻しました。
そして、コロナ禍が落ち着き始めた昨年度から、「やってみよう」をスローガンに、さまざまな活動を高学年のみなさんに委ねました。学校のきまりの見直しをはじめ、実行委員会を中心に作り上げた運動会、自分たちでコースを決めて京都市内を観光した修学旅行。そして、地域の魅力やSDGsについて異学年で調べ、発信した「あい・かもフェスタ」。また、日々の授業や家庭学習もみなさんの主体性に委ねました。
それらの活動を通して、単にコロナ禍前の学校に戻ったのではなく、みなさんの力で新しい鴨方東小学校を作り上げてくれました。
この「やってみよう」というスローガンは、単に小学校生活の楽しい思い出づくりのためだけのものではありません。10年先がどうなっているのか誰にも予想できないこれからの時代に、言われたことだけするのではなく、自ら考えて行動する力を身につけてほしい、という思いが込められています。
ルールや常識は「守るもの」であると同時に「変えることができるもの」でもあります。6年生の「お祭りをしたい」の提案から、全校の「あい・かもフェスタ」が実現したように、行動すれば未来を変えることができます。これからも、前例にとらわれず、「やってみよう」の気持ちをもち続け、未来を切り拓いていってください。
そして、未来にはばたくみなさんに、最後のメッセージとして「幸せになる方法」を伝えます。
それは、「人と比べないこと」です。
みなさんはブータンという国を知っていますか。以前は「世界で一番幸せな国」として知られていました。「今日もおいしいご飯が食べられました。」「今日も家族が健康で幸せに生きられています。」と、自分が今持っているものに目を向けて、それに感謝の気持ちを伝える人たちが多い国でした。ところがSNSを国民が使うようになって、周りの国や人との比較が始まり、国民の幸福度が一気に下がったそうです。
対照的に、毎年ランキングの上位を占めているのは、フィンランドやデンマークなどの北欧の国々です。その国々の人たちに幸せの秘訣を聞いて、即答で返ってくるのが、「人と比べないこと」だそうです。
みなさんの教室に掲示していた心マトリクスの中心は地球です。そこには、「あなたは あなたである時最も輝く」という思いが込められています。
これから、多くの人と関わり、多くの情報が流れ込んでくる中で、人と比べず、あなたの魅力、あなたの長所を最大限に生かして、最高のあなたになってください。
保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。
これまで、本校の教育に温かいご理解・ご協力をいただきましたことに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
今日はぜひ、スマホの中に保存されているお子様の1年前、2年前の写真を見返してください。もしかすると入学した頃の写真もあるかもしれません。見た目の成長だけでなく、「あれもできるようになった」「これもできるようになっている」と感じられるはずです。そしてこれからも、お子様の成長を家族で喜び合い、褒めて、励ましていたただきますよう、よろしくお願いいたします。
また、浅口市副市長 松田勝久 様をはじめ、ご来賓の皆様、本日はご臨席賜りまして誠にありがとうございます。地域の方々には、今までいろいろな場面で子どもたちを支えていただきました。ある調査では、「親や学校の先生以外の大人と対話する」経験があった人ほど、「社会人の充実度が高い」という結果が出ているそうです。今後も引き続き、子どもたちの歩みゆく姿を見守り、関わり続けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
卒業生のみなさん、いよいよお別れです。
私自身、みなさんとは理科の授業や修学旅行などを通して、楽しい思い出がたくさんできました。この学校に来て、みなさんと出会えて、本当によかったと思います。
そして私たち教職員は、みなさんを本校の卒業生として中学校へ送り出すことを、とても誇りに思っています。
これから新しい場所でみなさんの良さが存分に発揮されることを心から期待して、私の式辞といたします。
令和七年三月十九日
浅口市立鴨方東小学校長 原 直秀
今まで、あいさつ運動を何度行っても、効果がなかったり一時的なものだったりしました。
そして、地域の方からお叱りを受けることもたびたび…
どうして子どもたちの挨拶は定着しないのでしょうか。
それは、子どもたちが、挨拶することのメリットを実感しないことと、「挨拶の意味」を理解していないことだと思います。
守らないと罰則を受けるのが「ルール」。
罰則がなくても、相手が不快にならないように思いやるのが「マナー」。
そして、「ルール」や「マナー」を守ろうとする気持ちが「モラル」です。
挨拶をすることは「ルール」ではありません。
お互いを認め合うための「マナー」です。
そして、それを実行しようとする「モラル」を一人一人の児童が身に付けることが大切です。
ということで先週、このことを各学級の担任から、それぞれ子どもたちの発達段階に合わせて熱く語ってもらいました。
その時に合わせて示したのが、この「あいさつ級表」です。
(「見取りのモノサシ」渡辺道治 著 学芸みらい社 をもとに作成)
「挨拶の意味」を知るとともに、級が上がることが子どもにとって励み(メリット)になります。
それ以来、元気な声で挨拶をする児童、会釈をする児童が少しずつ増えてきました。
朝、校門で「ここで挨拶を一緒にしてもいいですか?」という児童も現れてきました。
これは「あいさつ運動」ではなく、自分の挨拶(心)を磨くためです。
なんとすばらしい!
鴨東っ子のみなさん、これからも「あいさつ名人」をめざして、気持ちのよい挨拶が飛び交う学校にしていきましょう。
(原)
今回の「かもフェス」では、子どもたちはタブレット端末を使いこなしていました。
各ブースのチラシ(校長雑記#169参照)も当日配ったパンフレットも、
すべて子どもたちの手作りです。
そして、プレゼンも。
「自分で考え、行動する力」を生徒エージェンシーといいます。
そして、保護者や教師や地域がそれを支援する双方向的な関係を共同エージェンシーといいます。
そして目指すゴールは、一人一人の“ウェルビーイング”(持続的な幸福感)です。
(詳しくはコチラを 【校長雑記#59】)
言葉は難しいですが、今回のフェスで、児童を中心として、保護者も、教師も、地域の方も、みんなが楽しんでいる姿を見て、「あー、こういうことなのか…」を一人で納得していました。
今回の「かもフェス」に向けた調べ学習には、地元企業をはじめ、本当に多くの方々にご協力をいただきました。
また、当日はコノヒトカン代表の三好さんが、高校生をはじめ多くのボランティアの方を引き連れてきてくれました。
まさしく“共同エージェンシー”です。
そして、このことを感じさせてくれる、たくさんの感想ををいただいていますので、一部ですが紹介させていただきます。
昨日、学習発表会にかわる「みんなの あい・かもフェスタ@鴨東小」を行いました。
今年度は、今まで取り組んできた総合的な学習の時間の年間計画をすべて白紙にして、
子どもたちが自ら課題を見つけ、課題解決に向けて取り組む時間としてスタートしました。
そして、その取組の集大成が昨日の『かもフェス』でした。
(ここまでの経緯は、校長ブログ(#161)をご覧ください。)
まずは、1・2年生合同の合唱でフェスの幕開けです。
(私もこの日初めて見ましたが、想像以上の出来栄えと迫力に感動…
そうです。『かもフェス』は総合の発表だけではありません。)
その後、1・2年生はそのまま体育館で「おもちゃランド」、
3年生以上は、校舎内の各ブースで、発表開始です。
今までの参観日や学習発表会とちがい、せっかくプレゼンや商品を準備しても、何もしなければ人は集まってくれません。
子どもたちが自分たちのブースに一生懸命呼び込んで、発表や販売をする中で、親子を超えて保護者や地域の方と子どもたちがどんどんつながっていきました。
各ブースの様子は、フィナーレで流したダイジェストムービーでご覧ください。
(動画はコチラ)
子どもたち一人一人の『やってみよう!』で、今回のテーマ「届けよう 私たちの想い」が達成できたのではないでしょうか。
今回のイベントだけでなく、ここに至るまでの過程すべてが素晴らしかったです。
そして、この体験を通して一人一人が大きく成長できたと思います。
これからの教育を語る中で、教師は、“TeachingからCoachingへ”、“指導者から伴走者へ”と転換が求められています。
今回の「かもフェス」を通して、“伴走者”としての教員の姿がある程度具現化できたのではないかと思っています。
フェスが終わった職員室では、達成感よりも
「こんなすごいイベントをやって、来年はどうしよう…」
という不安がすでに始まったようです。
でも、心配いりません。
来年は、来年の子どもたちが、またすごいことをやってくれるでしょう。 (原)
※ 次回に続く。
【追記】
思い起こせば、すべてはここから始まりました。
いよいよ明後日(22日)は「かもフェス」です。
今回は、児童が作成した各ブースのチラシを紹介します。(クリックすると拡大表示されます)
いよいよ来週です、「みんなの あい・かもフェスタ @鴨東小」(略して“かもフェス”)。
先日は、本番に向けてのプレ(予行)を行いました。
1,2年生のおもちゃランドをはじめ、各ブースで、発表、展示、体験、販売…
何か、もう、すでに、子どもたちはすごいもり上がっています。
当日までに詳細を告知しますので、保護者、地域の皆様をはじめ、たくさんの方のお越しをお待ちしています。 (原)
みなさん、この映画をご存じですか?
「小学校 ~それは小さな社会~」
これらは、日本人がもともと持っている特性ではなく、小学校教育の中で、挙手の仕方や廊下の歩き方、掃除や給食当番など、集団生活の一員としての規律と秩序を徹底的に学ぶことで、12歳になる頃には、日本の子どもは“日本人”になっている、というものです。
(なので、英語のタイトルは “THE MAKING OF A JAPANESE” です。)
日本のどこにでもある公立小学校の日常風景を描いたドキュメンタリー映画なのですが、世界各国の人たちにはとても新鮮で衝撃的だったようです。
映画の中でも少し触れられていますが、この日本の全人的な教育がエジプトでは“TOKKASU”(特別活動)という名で国の政策として導入されるなど、具体的な広がりを見せています。
そして、この映画から生まれた短編版『Instruments of a Beating Heart』は、現在、米アカデミー賞のショートリストに選出されています。(週明けには最終ノミネートの選考結果が発表されます)
しかも、こちらはYoutubeで全編視聴可能です。
この映画は世界中から絶賛されています(このショートフィルムの中に登場する児童も先生も本当に素晴らしいです)が、私たち日本人は誇らしい思いとともに、ここでは語られていない年々増え続ける不登校児童や教員の長時間勤務の問題があることを知っているだけに、手放しでは喜べません。
今まで培ってきたこの文化を次代に受け継ぐべきかどうかは、大人たちではなく、未来を生きる子どもたちが決めればいいと思っています。
そういった意味でも、大人も子どももこの映画を観て、みんなで語り合いたいです。
そして、いよいよ本作も今月末から県内で上映が始まります。 (原)
最近のネットニュースでは、文科省の学習者用デジタル教科書の推進に現場が戸惑っているとか、教育先進国のフィンランドでは「脱デジタル化」に方針転換しているとか、いろいろと騒がれています。
本校では、3学期から試行的に、学年ごとにプリンターを設置し、子どもたちが自由に学習プリントを印刷できるようにしています。(3年生以上)
子どもたちは、学習内容と難易度をタブレット端末で選択して印刷します。
ちなみに、このシステム(「みんなの学習クラブ」日本コスモトピア)は、タブレット上で問題を解くこともでき、印刷するかどうかは子どもに委ねられています。
デジタルとアナログ、デジタルと脱デジタル…
今さら感はありますが、「どちらが大切か」という二項対立ではなく「どちらも大切」です。
そして、子どもたちが自分で選択できる(個別最適な学びができる)環境を整えることが何よりも大切だと思います。 (原)
【補足】
ちなみに、このプリンターは無償レンタル品なので初期費用は不要です。使用するリサイクルトナーは就労支援事業所で作られているため、コスト、環境、人権などの面でメリットがあります。
そして、このトナー代は、資源回収等の収益を含むPTA費から捻出しています。
保護者、地域の皆様のおかげで、充実した教育環境が整っています。ありがとうございます。
最近、外で遊ぶ児童が増えてきたように思います。その理由は…
【その1】昨年まで運動の隅で眠っていたバスケットゴールを、遊べる場所に移動しました。(リングネットも付け替えました。)
【その2】サッカーゴールも、いつでも使えるように場所を移動。プラス、明治安田生命×岡山県学校協同組合からカッコいいサッカーボールを寄贈していただきました。
【その3】満を持しての“大谷グローブ”の使用許可。
校務員さんが、やわらかいボールとバットを寄贈してくれて、やっと運動場で遊べるようになりました。
学校評価の中で、唯一目標(80%)に届いていない項目が、これです。