2022年8月10日水曜日

校長雑記#38【下町ロケットの感動を教育に】

 夏休みは、私たち教職員は研修三昧です。

コロナはまだまだ収まる気配を見せませんが、県内では対面での研修が増えてきました。

また、コロナ禍で定着してきたオンライン研修も並行して行われているため、全国的に有名な方の講演もほとんど無料で視聴することができます。

(今年のお盆休みは、リアルタイムで見逃した講演を、アーカイブ配信でじっくり見る予定です。)

研修に関しては、「with コロナ」の時代になったと実感しています。


以前、このブログでお伝えした工藤勇一先生のオンライン講演もとても素晴らしい内容でした。

現在、事後配信を無料で視聴することができますので、ぜひご覧ください。

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そして、工藤先生が講演の中で引用しているのが、植松努さんの講演の一部です。

植松努さんといえば、「下町ロケット」のモデルとなった人です。

(植松電機HPより)

植松さんの講演は以前から有名でしたが(TED【YouTube】など)、現在YouTubeで公開されている今年行われた講演は、感動的で本当に素晴らしいです。
(テレビドラマでは阿部寛が演じていました。見た目はかなり異なりますが、熱い思いはドラマそのもの、あるいはそれ以上かもしれません。)


この内容を学校教育で実践されているのが工藤勇一先生です。


できれば、この二人の講演【動画】を見ていただいた上で、鴨方東小学校の子ども達の未来について、保護者や地域の方をはじめ多くの方々と語り合いたいです。 (原)



【追記】

工藤先生のフェイスブックの書き込みに大きな反響があったので、ここに全文を引用します。今回の講演は、この内容を具体的なデータと実践で示されています。

【日本の学校教育の転換に向けて】

日本の自動車産業は「安心安全で高性能な車の開発」を目指して、技術革新にしのぎを削ってきた。
ガソリン車、ディーゼル車の心臓部はエンジンだが、この開発にどれだけ多くの技術者が関わり、どれだけたくさんの時間を費やしてきたことだろうか。
しかし、電気自動車の出現により、長年にわたって高めて続けてきたこの心臓部の優れた技術のほぼすべてを捨てなければいけないことになった。
なにせ、電気自動車にはエンジンが無い。心臓部がモーターに代わったからだ。
エンジン開発において、世界の先頭を走ってきた日本企業にとってこの転換はさぞかし大変なことだろう。
今、日本の学校教育にはまさにこれと同じことが起こっているように思う。
「教える側主体の学び」から「学ぶ側主体の学び」への転換だ。
世界は「一人一人のwell-beingと社会のwell-being」を学校教育の最上位目標に掲げ、本質的な転換を図っている。なぜ「学習者主体」なのかの理由もすべてここにある。
この本質的な転換を日本も受け止めなければならない時が来ている。 
この転換へのソフトランディングは日本の自動車産業と同様、これまでの技術を捨てなければならないという、ある意味痛みを伴うことになるかもしれないが、今こそ、オールジャパンで学校教育の最上位の目標をしっかりと議論し、合意し、それぞれが当事者として取り組んでいかなければならないと思う。