2024年12月3日火曜日

校長雑記#163【ネガティブ・ケイパビリティで乗りきる】

12月になりました。

先月は、県内外から4校の学校(プラス県教委)の先生方が本校の視察に来られました。

視察の目的はそれぞれ、タブレット端末の活用だったり、「けテぶれ学習法」(自由進度学習)の取組だったり…

特に何かの研究指定を受けているわけでもないのに、噂を聞きつけて来てくださったそうです。ありがたいことです。

普段どおりの授業を見ていただき、そのあとでしっかり意見交換をさせていただきました。



一見、普通の授業風景のようですが、子ども達はそれぞれのペースで、タブレット端末を道具として使い、教科書を読み込み、思考をノートに書きだしています。


これが一部の児童だけかというと…

先月の児童アンケート(3~6年)では、このような結果でした。



最近、ちょくちょく耳(目)にするようになった「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉。

意味は、「不確実な状況や答えのない問題に直面した際に、すぐに結論を出そうとせずに、その状態を受け入れる力」だそうです。

最近話題の本「『好き』を言語化する技術」(三宅香帆 著)の中では、「もやもやを抱えておく力」と表現されています。


来られた先生方には、決して理想形でも完成形でもない本校の実践を見られて、満足していただけたか一抹の(いや、相当の)不安がありますが、

教育の大変革期である今、急いで正解を出そうとせず、試行錯誤しながらいろいろと取り組んでいることに、少しでも共感していただければ幸いです。  (原)


【追記1】

県北から来られた先生方、遠方からはるばる来ていただきありがとうございました。

岡山市内の小学校から来られた若手の先生方、自分の学校の振替休日に、休日返上で自主的に来るなんて、素晴らしすぎます。

そして、大阪府寝屋川市から前泊してまで一日見に来ていただいた先生方、本当に恐縮してます…

県内外の熱い想いをもたれた先生方とつながることができたことが、本校にとっても何よりの収穫です。職員一同、大いに刺激をいただきました。ありがとうございました。


【追記2】

そして、12月はアウトプットの月です。

こんなところで、本校教員(私も…)が発表しますので、興味がある方はぜひご参加ください。つながりましょう!


(山下先生が、総合的な学習の時間の実践発表をします。)
詳細はコチラ
実は、PBL(Project Based Learning)「課題解決型学習」にも取り組んでいるのです。



そして、
(平本先生、東山先生と私が、Canvaの実践発表をします。)
詳細はコチラ
教員も子どももCanva使いまくってます。