2025年1月17日金曜日

校長雑記#166【デジタル or 脱デジタル?】

最近のネットニュースでは、文科省の学習者用デジタル教科書の推進に現場が戸惑っているとか、教育先進国のフィンランドでは「脱デジタル化」に方針転換しているとか、いろいろと騒がれています。

本校では、3学期から試行的に、学年ごとにプリンターを設置し、子どもたちが自由に学習プリントを印刷できるようにしています。(3年生以上)



子どもたちは、学習内容と難易度をタブレット端末で選択して印刷します。


問題を解いた後は、タブレット上で解答をみて、自己採点します。

ちなみに、このシステム(「みんなの学習クラブ」日本コスモトピア)は、タブレット上で問題を解くこともでき、印刷するかどうかは子どもに委ねられています。

デジタルとアナログ、デジタルと脱デジタル… 

今さら感はありますが、「どちらが大切か」という二項対立ではなく「どちらも大切」です。

そして、子どもたちが自分で選択できる(個別最適な学びができる)環境を整えることが何よりも大切だと思います。 (原)



【補足】

ちなみに、このプリンターは無償レンタル品なので初期費用は不要です。使用するリサイクルトナーは就労支援事業所で作られているため、コスト、環境、人権などの面でメリットがあります。


そして、このトナー代は、資源回収等の収益を含むPTA費から捻出しています。

保護者、地域の皆様のおかげで、充実した教育環境が整っています。ありがとうございます。