2023年8月29日火曜日

校長雑記#117【理科の見方・考え方】

 中学生の時、部活が終わって友人が空を見上げながら、

「ここから北海道までと、ここから月までと、どっちが遠いんかな。」

とつぶやいていました。

(8月24日 学校から見える上弦の月)

「こいつバカか…」と内心思いながらも、言われてみると、月に限らず天体までの距離なんて、地上から見るかぎり全く見当がつかないなと、妙に納得したのを覚えています。

私が中学校の理科の教員だったころは、「理科の知識なんてなくても大人になっても全く困らないけど、理科の知識があると少しだけ人生が豊かになるよ」という思いを込めて、毎年卒業アルバムに「理科はロマンだ!」とメッセージを書いていました。
それが、今で言うところの『理科の見方・考え方』なのかなと思います。

ということで、昨年に続き、今年も6年生で理科の授業をさせてもらっています。

昨日の6年い組に続いて、明日30日(10:40~11:25)は6年ろ組で授業をします。
天体について学び直したい方、月と北海道どっちが遠いか迷われている方、ロマンを感じたい方など、時間の都合が合えば、お気軽にご参観ください。  (原)


【追記】
ちなみに8月31日は、1年で最も満月が大きい「スーパームーン」だそうです。
そして、ひと月に2回目の満月、「ブルームーン」でもあります。