2023年1月26日木曜日

校長雑記#78【みんなの天気は・・・】

保護者の皆さま、昨日はたいへん寒い中、学習発表会にお越しくださり、ありがとうございました。お子様の1年間の成長した姿を見ていただけたのではないかと思います。


ところで、

本校の児童は、朝と帰りの時間に、タブレット端末で『心の天気』というアプリを開き、今の気持ちに一番近い天気マークをひとつ選びます。 そして、選んだ理由をコメント欄に入力します。


入力した情報はクラウドに保存されるので、私ものぞき見ることができます。

今日、何気に見ていたら、あるクラスのコメントがなかなか秀逸だったので紹介します。

(保護者の皆様も、一緒に児童の心の中をのぞき見ましょう。)


(晴れ)今日は学習発表会!緊張してミスするかもしれないけど、精一杯がんばるぞ〜✌

(くもり)学習発表会のスライドの発表で、緊張して声が小さくならないようにしたい。

(くもり)緊張の朝、緊張のせいで足が震える(寒さのせい) 学習発表会!!やる気=自信はあるが実は、夢で、学習発表会でヘマする夢を見たから自信が崩壊する朝、、 やるしかない、、


(くもり)学習発表会緊張した〜〜〜〜〜 でもできる限りのことはできた気がする。

(晴れ)今日の発表は大成功だったと思う!みんなががんばったからだね!まさに協力だ!残りの参観日と卒業式までもっと成長して頑張ろう!

(晴れ)学習発表会が終わった〜‼今まで練習してきた成果をお母さんたちに伝えることができたので良かったです😙💫

(くもり)学習発表会で失敗した。

(晴れ)沢山ミスをしてしまったけど後悔はない!!!!!!!!!!!

(晴れ)学習発表会楽しかった!なんか寂しいけど、やり遂げた

(くもり)学習発表会緊張しすぎた。ぴ〜えん


(くもり)今日も1日頑張ろう。昨日の疲れがとれない。

(晴れ)寒っっっっ 10年に一度の大寒波とはこのことか…

(くもり)はいた靴下が思ったよりも短くてやばい 寒かった

(くもり)家の中にいても息が白かった...寒っ!!

(晴れ)学習発表会が終わり、今日からまた普通の生活。卒業までどんどん少なくなっているから悔いがないように、最後まで頑張りたい。


児童のみなさん、よくがんばりました。どの学年の発表もすばらしかったです。

これからも、いろんなことにチャレンジしましょう。

そして、その時の気持ちをしっかり記録しておきましょう。(原)



【補足】

「心の天気」は今の気持ちを先生に伝えるアプリです。

楽しい時だけでなく、しんどい時も、ぜひその気持ちを先生に伝えてくださいね。

(「心の天気」は友だちからは見ることができません。もちろん楽しい内容以外はブログにも載せません。安心して書いてください。)


2023年1月25日水曜日

5年「琴体験」(1月20日)

 1月20日、地域の姫井さん、横山さん、小林さんがお琴の体験授業に来てくださいました。


まず、琴と尺八、三味線の演奏をしていただきました。美しい音色が音楽室に響きました。


次に、つめの付け方や親指の動かし方を教わり、実際に弾かせていただきました。


最後に、「さくらさくら」の曲を尺八の音に合わせて演奏しました。

日本の音楽にふれるよい体験をすることができました。



2023年1月19日木曜日

鴨中あいさつ運動&アサガク防犯教室(1月18日)

 1月18日に、鴨方中学校の生徒の皆さんが、朝のあいさつ運動に来てくれました。

登校してくる小学生に、「おはようございます!」と声を掛けてくれて、小学生もあいさつを返すことができていました。




その後、本年度4回目のアサガク防犯教室が、1年生の教室で行われました。

ふだん安全パトロールとして登下校の見守りをしてくださっている方が来てくださいました。



今回は、「どんな道や場所が安全か」という学習でした。

ワークシートを使いながら、暗い道や、車がエンジンをかけている側は危ないことなど、自分の身を守るためには周りの状況をよく見て判断することの大切さを教えてくださいました。






2023年1月17日火曜日

校長雑記#77【こんなところにも…】

今日は、校内で研究授業がありました。

みんなタブレットPCに向かってタイピングしている中、1人だけノートに何か書き込んでいる児童が…

 のぞいてみると…

「24時間営業は店員が大変だから、ロボットに代わればいい」という意見を受けて、そのイメージをイラストにしていました。(お掃除ロボットがお肉コーナーに誘導してくれています。)


これって、前回ブログで紹介したグラレコみたいだ!

グラレコとはグラフィックレコーディングの略で、話し合った内容を文字だけでなく簡単なイラストや図を使って記録する手法です。)


先日の研修では、話し合われた内容が、その場で壁に貼ってある模造紙にイラストと言葉で記録されていきました。

最近では、本の各章のまとめにグラレコが使われているものもあります。
(「学校の未来はここから始まる」教育開発研究所 より)

授業でも、ただ黒板を写すだけでなく、自分だけのノートに作り変えることはとても大切なことですが、グラレコの手法をあたりまえに取り入れている児童がいるとは...


そういえば「学校の『当たり前』をやめた。」の工藤勇一先生も、ノートの取り方に力を入れていたな…
朝学習をグラレコトレーニングの時間にできないかな…

まずは、自分がグラレコの練習をしてみよう。 (原)

児童朝会で… (1月16日)

 1月16日 3学期最初の児童朝会があり、学校運営協議会会長の大岸さんが話をしてくださいました。

はじめに「ひもで、ちょうちょ結びができるようになろう」という話でした。できるようになったら、大岸さんが対決してくださるそうですよ。


次に、「ロウバイ(蝋梅)」という冬の花について話してくださいました。黄色い甘い香りがするとてもかわいい花です。児童朝会の後、早速玄関と校長室に生けてくださいました。



まだまだ寒いですが、もうすぐ春がきそうなよい香りがしています。



鴨東セカンドスクール 餅つき(1月15日)

 1月15日 とんど焼きの後、鴨東セカンドスクールでもちつき体験が行われました。

大きなかけ声とともに、子ども達がお餅をついていきました。



校長先生さすがです。


子ども達に促されて、地域学校協働活動推進員の大岸さんもついています。


最後に、セカンドスクール校長の中山さんがついて、仕上げです。


あつあつのお餅を急いで丸めていきます。

丸めたらすぐに食べたい子ども達、きな粉やあんこなど、思い思いの味を自分でつけ「おいしーい」と言いながら、しっかりと食べていました。

つきたてのお餅を食べるよい経験ができました。



2023年1月16日月曜日

校長雑記#76【『やってみよう』が自分を、学校を、地域を変える】

 3学期の始業式では、

やってみよう!』(チャレンジする力)と

ありがとう!』(人を大切にする力)について話しました。

日曜日に行われた「鴨東とんど焼き」では、セカンドスクールの子どもたちにもいろんな役が与えられ、スタッフの一員として活躍していました。




これからは、「自分で考えて行動する力」が求められます。その中で「人とつながる力」も必要になってきます。それが『やってみよう!』と『ありがとう!』です。

そして、一人ひとりの行動が、学校を変え、地域を変え、自分の未来を変えます。

3学期は、学習発表会をはじめ、たくさんの行事があります。

みなさんの『やってみよう!』を期待しています。  (原)



【追記】 私の『やってみよう!』実践報告

土曜日に香川県に自主研修に行ってきました。

この会(「未来への風プロジェクト in うどん県」)は全国から教育関係の有志が集まって(全くの自由参加です)、教育の未来についてワイワイガヤガヤと語り合います。

今回、一大決心して参加しためあては、教員の働き方改革について最も信頼をおいている妹尾昌俊さんと、尊敬してやまない森万喜子先生(北海道小樽市立朝里中学校長)です。

ずっと、直接お話を聞きたいと思っていた方々に二人同時に会えるなんて、しかも高松(車で行ける)、しかも風プロ(ゆるくて楽しい)・・・なんという幸運。

(森万喜子先生と)

そして、会の内容はこんな感じです。(会の雰囲気が伝わると思います。)

(このように対話の内容を絵と文字を使って視覚化する方法を“グラレコ(グラフィック・レコーディング)”といいます。この才能ほしい)※この画像は妹尾さんのFBからいただきました。


今回のテーマは「学校はなにをするところ?」。

自分なりの答えは、「これからの時代に、すべての人がウェルビーイング(幸せ)になるためのエージェンシー(「やってみよう」の力)を育てるところ」(以前のブログ参照)だと思っています。

森先生をはじめ、この日登壇された河田先生、城之内先生の素晴らしい実践を聞いても、あながち間違ってはいないかなと思います。

この会を通して、多くの刺激を受けることができました、また、多くの人とつながることができました。

本当に、自分自身にとっての『やってみよう』と『ありがとう』の経験でした。

これから、この学びを本校に還元できるように頑張ります。

鴨東とんど焼き(1月15日)

 1月15日、曇天の中、鴨東とんど焼きが行われました。鴨東つながり推進協議会とPTAの方を中心に準備が進められ、大きなやぐらができました。



10時になり、鴨東セカンドスクールの児童が点火し、とんど焼きの始まりです。


正月の飾りやお札とともに、子ども達の書き初めを燃やして、今年一年の無病息災を祈りました。



今年は、「書き初めコーナー」が設けられました。児童は思い思いの言葉を書にして、竹ざおの先に付けて焼いていました。地域からもたくさん参加して習字を書いてくれていました。3年ぶりに公開で行われ、皆で楽しめました。






2023年1月13日金曜日

校長雑記#75【小雨決行です】

 (かたい話が続いたので…)

明後日15日(日)はとんど焼きです。

校門を入ったところに、お飾りの回収ボックスを設置していますので、まだ手元に持たれている方は、ぜひお持ちください。


児童のみなさん、当日は「書き初めコーナー」もあります。

(その場で書いて、その場で燃やします)

10時開会です。待ってますよー。  (原)


校長雑記#74【“X”って?】

 (前回の続き)

最近よく“DX”“GX”という言葉を見たり聞いたりします。

DXは「デジタル・トランスフォーメーション」、GXは「グリーン・トランスフォーメーション」と読みます。

トランスフォーメーション()は「変革」という意味で、緩やかな変化ではなく、サナギが蝶に変わるように、“『非連続的な』大変革”を意味します。

そして、教育現場にも「教育DX」が求められています。

これは、単に「学校ICT環境整備」のことではなく、GIGAスクール構想で一気に整備したICT環境を土台にして、「生徒の学び方」「先生の働き方」をすっかり「生まれ変わらせること」です。(「教育DXで『未来の教室』をつくろう」浅野大介 著 学陽書房 より)


先日、環境活動家の谷口たかひささんのSNSに、新成人に向けてのメッセージが載っていました。(一部抜粋)

(谷口たかひささん)

僕がイギリスに留学して驚いた事は、「正解の無い問題」ばかりを問われ続ける、という事です。

日本の教育では、「大人が決めた正解探し」ばかりをしていました。

だから自分がブチ当たる問題にも、「正解」を探したり、それをくれる「先生」を求めたりします。

だけど、あなたがこれからブチ当たる問題には、「正解」はありません。「先生」もいません。

「正解」は探すものではなく、つくるものです。

正解をつくるというと大げさに聞こえますが、「自分の頭で考えて、自分で決める」ということです。


次に、教育界に衝撃を与えた「学校の『当たりまえ』をやめた。」の著者 工藤勇一さん。


一見、美しく正しそうな言葉についても、誰一人置き去りにすることなく使える言葉なのかを吟味していくことが大切。(中略)このリストを見ながら、問い直してみてください。

□「毅然として叱る」

□「基礎基本は教え込む必要がある」

□「板書技術」

□「教師の職人技」

□「心の教育」

□「心をひとつに」

□「団結」

□「和」

□「心技体」

□「何事も頑張れ」

□「あいさつ、礼節、号令、姿勢」

□「起立、気をつけ、礼、着席」

□「前へならえ」

□「時間を守れ」

(「子どもたちに民主主義を教えよう」工藤勇一、苫野一徳 著 あさま社 より


どちらも明治の学制以来150年続いた学校教育の在り方に疑問を呈し、『学びの大転換』(X)を求めています。

しかし残念なことに、「ラーニング・コンパス(学びの羅針盤)」が示され、「学習指導要領(改訂)」や「GIGAスクール構想」などが実施された時期とコロナ禍で学校が閉ざされた(学校行事や教員研修の中止や縮小)時期が重なったため、これらの内容が、ほとんどの教員や保護者、地域住民に周知されていません。

ただし、いいこともあります。それは、ここ2、3年、コロナ禍で今まで当たり前だと思っていたことが踏襲できなかったことです。「after コロナ」か「with コロナ」かわかりませんが、全てを元に戻す必要はなく、改めて今の時代に合ったやり方を考える機会にもなっています。

「大変」な時期は「大きく変わる」チャンスでもあります。


これらの世の中の動向と、前回の「誰一人取り残さないウェルビーイングな学校づくり」という最上位目標を共通理解した上で、これからの鴨方東小学校の教育について、保護者、地域の方と熱く語りたいです。 (原「あきらめたら、そこで試合終了ですよ…」

校長雑記#73【学びの羅針盤】

 学校では現在、今年度の成果と課題をもとに来年度に向けていろいろと検討しています。

その中で大切なのは、全教職員が同じ目標(目指すべき学校)をもつことです。

ということで、私から先生方に示したのが、OECD(経済協力開発機構)が示した“ラーニング・コンパス(学びの羅針盤)”です。

(OECDの資料に私が日本語を上書きしています)

これは、世界約30か国の代表が集まって作成した、これからの学習の枠組みです。
子どもたちは、教師の決まりきった指導や指示をそのまま受け入れるのではなく、未知の環境の中で自力で取り組み、責任意識を伴う方法で進むべき道を見いだしていく力を身につけなければなりません。
それが子どもが手にした羅針盤(コンパス)として表されています。

これからは、
「何を知っているか」よりも「何ができるようになるか
「みんなと同じことができる」「言われたことを言われたとおりにできる」より「自ら課題を見つけ、他者と協働し、自ら考え抜くことができる
ことが求められます。

このラーニング・コンパスをふまえて現在の日本の教育にも、「資質・能力(図中の“コンピテンシー”)」や「学びに向かう力・人間性(図中の生徒エージェンシー)」「主体的・対話的で深い学び」「個別最適な学び協働的な学び」「非認知能力」「課題解決型学習(PBL)」などの新しい用語が使われるようになりました。

これらのことを意識しながら、行事や授業、学校のきまりなどを見直さなければなりません。

そして、目指すべき最終ゴールは個人的・社会的な「ウェルビーイング(Well-being)」です。
これは、「身体的・精神的・社会的に良好な状態(幸福感)」です。
そして何より重要なのは、「誰一人置き去りにしない」ということです。

これらをふまえて、本校が目指す目標は「誰一人取り残さない、ウェルビーイングな学校づくり」です。
すなわち、本校のスローガンでもある、
(すべての児童が)「通いたい
(すべての保護者が)「通わせたい
(すべての地域の方が)「協力したくなる
そして、
(すべての教職員が)「働きたくなる
鴨方東小学校を目指します。

そのためにも、保護者、地域の方からも多くのご意見をお待ちしております。
(次回に続きます)  (原)




2023年1月11日水曜日

校(園)長雑記#72【表紙を飾りましたー!】

 本校の学校運営協議会会長 兼 地域コーディネーター(正式には「地域学校協働活動推進員」)の大岸さんが今月の広報誌の表紙を飾りました。おめでとうございます。(パチパチパチ!)

(写真は鴨方東幼稚園の餅つきのようすです。)

今日も、中休みの時間に、鴨東セカンドスクールの子どもたちを集めて、とんど焼きの打ち合わせをされていました。

鴨東セカンドスクールは、教員に負担がかからないように、地域と子どもたちが直接つながっている組織です。(参照 校長雑記#24【祝 鴨東セカンドスクール 開校】
(なので、場所の提供だけでこの場に教員はいません。)

これって特別なことには見えないかもしれませんが、学校運営協議会でも地域学校協働本部でもない、まさしく今求められている“自走する組織”であり、“共同エージェンシー”です。

地域で子どもを育てる場があるって、本当にありがたい限りです。

大岸さんはじめ地域の皆さま、これからもよろしくお願いします。

冬休み中に映画『スラムダンク』2回目を観て、マンガも買い揃えたでした。



【追記】

そういえば、前任校の学区にも“新栄会”という自走型組織がありました。

つくづく学校(学区)に恵まれていると思います。

2023年1月10日火曜日

3学期 始業式(1月10日)

 1月10日 3学期始業式が行われました。

校長先生から、「3学期は学年のまとめをする学期としてがんばりましょう」というお話とともに、つけてほしい4つの力についても示されました。


児童はそれぞれの教室で、しっかりと話を聞いていました。




最後に、週番の先生から今週のめあて「だれにでも 気持ちよく 進んであいさつ えしゃくをしよう」について、話がありました。しっかりあいさつをして、よいスタートを切ってほしいですね。