校長室の前には、段ボール箱が置いてあります。
(「はこをかぶって、なかですっごいヘンなかおをする」用の箱です。)
このように、ストレスが訪れた時に行う対処法を『コーピング』といいます。
コーピングには、実際何か行う「行動コーピング」と、頭の中で行う「認知コーピング」があります。
具体的には…
【行動コーピング】
・ダラダラしてみる(本を読む、音楽を聴く、1日中ベッドの上ですごす…)
・無意味なことをする(ヘンな顔をしてみる、紙を細かくちぎる…)
・趣味を楽しむ(粘土、折り紙、釣り、将棋…)
・おしゃれをする(髪の毛をセットする、アクセサリーをつける…)
・家事をする(掃除をする、料理をする、鍋や食器をひたすらみがく…)
・体を動かす(散歩、なわとび、曲に合わせてなんとなく踊る…)
・発散する(クッションを叩く、クッションに顔を埋めて大声を出す…) 等々
【認知コーピング】
・考え方を変えてみる(「逆にラッキーだった」「あの人にもいいところはある」…)
・あきらめる・忘れる(「考えても意味がない」「気にしない、気にしない」…)
・問題を受け入れる(「ま、いっか」「起きちゃったものは仕方ない」…)
・自分をねぎらう(「しんどいよね」「頑張りすぎてない?」…)
・好きなものをイメージする(あこがれのアイドル、好きな人の顔…) 等々
(参照:「ストップいじめ!ナビ」サイト内の「『心理的危機対応プラン「PCOP」 日本語版リーフレット』より抜粋)
コーピングのレパートリーは「質より量」だそうです。
集団で生活している学校では、ストレスがたまることもあると思います。
みなさんはどんなレパートリーがありますか?
できれば、ストレスがない時に、たくさん考えておきましょう。
イライラした時に何も思いつかなかったら、とりあえず校長室前に来ましょう。 (原)
【追記】
コーピングのレパートリーは多いほどいいので、
例えば、「本を読む」ではなく、「マンガを読む」「小説を読む」「ファッション誌を読む」「好きなタレントの本を読む」「写真集を眺める」など、できるだけ細かくイメージすることがコツだそうです。
【追記2】
昨年、花屋で買った観賞用の白カボチャ。「もしかして…」と思って種をまいたら、たくさん収穫できました。