2023年11月2日木曜日

校長雑記#125【ストレスがたまったら…】

 校長室の前には、段ボール箱が置いてあります。


これは、以前、保健安全委員会の「レジリエンス」についての取組の中で紹介した、ヨシタケシンスケ著『ころべばいいのに』の中にある、イライラ解消法の一つです。


(「はこをかぶって、なかですっごいヘンなかおをする」用の箱です。)

このように、ストレスが訪れた時に行う対処法を『コーピング』といいます。
コーピングには、実際何か行う「行動コーピング」と、頭の中で行う「認知コーピング」があります。

具体的には…
【行動コーピング】
・ダラダラしてみる(本を読む、音楽を聴く、1日中ベッドの上ですごす…)
・無意味なことをする(ヘンな顔をしてみる、紙を細かくちぎる…)
・趣味を楽しむ(粘土、折り紙、釣り、将棋…)
・おしゃれをする(髪の毛をセットする、アクセサリーをつける…)
・家事をする(掃除をする、料理をする、鍋や食器をひたすらみがく…)
・体を動かす(散歩、なわとび、曲に合わせてなんとなく踊る…)
・発散する(クッションを叩く、クッションに顔を埋めて大声を出す…) 等々

【認知コーピング】
・考え方を変えてみる(「逆にラッキーだった」「あの人にもいいところはある」…)
・あきらめる・忘れる(「考えても意味がない」「気にしない、気にしない」…)
・問題を受け入れる(「ま、いっか」「起きちゃったものは仕方ない」…)
・自分をねぎらう(「しんどいよね」「頑張りすぎてない?」…)
・好きなものをイメージする(あこがれのアイドル、好きな人の顔…) 等々

コーピングのレパートリーは「質より量」だそうです。
集団で生活している学校では、ストレスがたまることもあると思います。
みなさんはどんなレパートリーがありますか?
できれば、ストレスがない時に、たくさん考えておきましょう。
イライラした時に何も思いつかなかったら、とりあえず校長室前に来ましょう。  (原)


【追記】
コーピングのレパートリーは多いほどいいので、
例えば、「本を読む」ではなく、「マンガを読む」「小説を読む」「ファッション誌を読む」「好きなタレントの本を読む」「写真集を眺める」など、できるだけ細かくイメージすることがコツだそうです。


【追記2】
昨年、花屋で買った観賞用の白カボチャ。「もしかして…」と思って種をまいたら、たくさん収穫できました。

ハロウィーンも終わったので、ほしい人は校長室に来てください。差し上げます。